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ジャクソンホールを終えて(ニック記事要約)

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

こんにちはKOMANです!

今回は昨晩出てきたWSJニックの最新記事の和訳・要約です。

では早速参りましょう!

見出し「Why Central Bankers Are Unsure Whether They’ve Raised Rates Enough」

和訳:なぜ中央銀行は十分な利上げが出来ているかどうか定かではないのか?

となっています。

 

FRBの軌跡

記事の中身では冒頭に

これまでFRBが辿ってきた軌跡に触れています。

・当初のFRB予想を上回る強い消費

(物価上昇の事です)

・物価上昇に負けない賃金上昇

・期待インフレ率の高止まり

(物価は当面下がって行かないから今直ぐ物を買う行動のこと)

・18カ月に渡る急速な利上げ

一通りの振り返りが終わり、

ジャクソンホール会議で発言されたFRB高官の発言にフォーカスです

参加メンバーの発言

ここからは参加メンバーの発言を確認して行きましょう!

 

クリーブランド連銀

メスター総裁(FOMC非投票メンバー:タカ派)

「We are very close to a good point, and then we’ll let the economy tell us.」

和訳:我々は良い所へ非常に近づいている。あとは経済の動向に任せる

要約:ピーク金利到達を意味する発言。タカ派メンバーからのコメントであることに注目です。

その他にも

she was evaluating how and whether the higher bond yields would offset strong consumer spending. She thinks the Fed will probably have to raise rates once more, “but it doesn’t have to be in September,” she said

和訳:債券利回り上昇が個人消費を相殺できるか評価している。FRBはもう一度の利上げをする必要があるかも知れないが、それは9月である必要はない。

要約:今後も利上げ以外のインフレ抑制に働きかけそうな要素があるので、一旦様子見をしようという事です。

 

マサチューセッツ工科大学

クリスティン・フォーブス教授

山登りに例えたコメント

「You know where you want to go. You know where the summit is, but there are no more markers and you have to feel your way」

和訳:どこへ向かいたいか知っている。そして 頂上が何処なのかも知っている。ただ道しるべが無くなった今、感覚で進むしかない」

要約:これもピーク金利の話です。残りの数歩(追加の引き上げ)は感覚頼りという事かと思われます。

更に補足して以下のコメントもありました。

「And even though you’ve covered most of the distance, that can be the hardest part. It’s steeper. It’s rockier」

和訳:道のりのほぼ全てを辿って来たとは言えども、ここが最も傾斜がきつく、険しい部分になる。

要約:ゲームで言うところラスボスってやつですね!

 

シカゴ連銀

グールスビー総裁(FOMC投票メンバー:中立派)

If everything becomes like the service sector and is not interest-rate sensitive, then our job just got a lot harder

和訳:もしも全てがサービスセクターの様に金利に敏感でなくなってしまえば、我々の仕事は非常に難しい物となるであろう。

要約:裏を返せば、ほとんどの分野が金利に敏感であるためFRBの仕事は簡単になり得る。

パウエル議長

「Fed will proceed carefully」

implying officials would hold rates steady next month and decide whether to raise them again at their meetings in November or December.

和訳:「FEDは慎重に進める」

 当局者が次回の会合で金利を据え置き、11月か12月で再度利上げするかどうか決定する事を示唆した。

要約:この部分、過去のKOMANブログお伝えしてきたシナリオと重なってきます。

また週末の動画でお伝えした実質金利の話も同様です。金利据え置きでも、インフレが低下すれば実質金利は上昇します。(シークレット利上げ)

米政府代表の意見

some lawmakers and economists to tolerate modestly higher inflation as they wage the potentially most difficult part of their inflation battle. Once inflation falls to 3%, they won’t get accolades for achieving their 2% inflation targets if they cause a recession.

和訳:一部の議員やエコノミストは、インフレとの戦いにおいて最も困難な部分を遂行しているため、適度なインフレ上昇を容認している。インフレ率が3%へ低下しても、景気後退を招いている様であればインフレ2%を達成しても賞賛されることは無いだろう。

要約:今議員を中心にインフレ目標3%ではダメか?という意見が出て来ました。ECBを始めFRBも2%を目標に政策をとってきたのだから、ゴール手前で目標を変えるのはナンセンスと言っています。政府と中央銀行は立場の違いから意見が異なる様です。来年は11月は大統領選ですからね。(景気後退=支持率DOWN

現在の政策金利と次回会合

22年ぶりの高金利を記録している現在のフェデラル・ファンドレート

通称FFレートですが、現在は5.25%-5.5%となっております。

ほとんどのFRB高官は今後の会合で25bpの追加利上げを支持するであろうとの事です。

次回FOMC会合は9月19-20日となっています。

 

KOMANまとめ

FRBの利上げ開始から約2年が経とうとしています。

異常なほどに高かったインフレ率9.1%から現在は3.2%まで低下してきました。

しかも景気後退を引き起こさずにです。

見事なまでに市場との対話に成功してきたFRBには脱帽です。

しかしながら油断大敵!

正念場は正に今ここからです!

残すところの課題はサービス関連のインフレとなります。

この部分を詳しく分析するには

・JOLTS(求人件数)

・雇用統計(平均時給)

この2点が鍵となってきます。

そしてこの分析はもちろんKOMANにお任せください!

雇用統計は

も予定しておりますので

皆さんのお越しをお待ちしております。

 

では今回は以上となります。

Bye!!

 

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

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