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台湾有事(高まるリスクに気付き、備える。)3/3

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

みなさんこんにちは!

KOMANです!  

さて今回は台湾有事シリーズ最終章です。

主に以下3点について触れて参ります。

 

注目ポイント3つ

・想定される経済の混乱

・マーケットの動き

・利益が上げられそうな相場

 

まだ以前の投稿を見られていない方はこちらからどうぞ。

想定される経済の混乱

それでは早速シナリオを構築していきましょう!

まず初めに、経済を「海」「空」「陸」の3つに分類して考えていきます。

 

海への影響

前回の投稿でもお伝えしましたが、

台湾有事は東シナ海が舞台となってきます。

従いまして、海路への影響は不可避でしょう。

タンカー船は迂回必須

日本の原油輸入元は9割が中東諸国です。

そしてオイルロードと呼ばれるタンカー船の航行経路をご覧ください。

 

ガッツリ台湾を横目に通っていますよね。

えっ!ってことは燃料が日本に届かなくなるって事!?

ヤバいじゃん‼

こまおさん

最悪の場合、大幅な遅延が発生する可能性があります。

例えば下の画像は中国の海洋での基本戦略になりますが、

中国は「第一列島線」を防衛できない | ストイカ | 阿部重夫責任編集の新メディア

 

第一列島線内へのアメリカ軍の立ち入りを禁じ、

第二列島線の内側で行動を規制するという戦略です。

そうなれば、中国は大型石油タンカーの通航に警告を出してくるでしょう。

そして国内の石油コンビナートへ最適なルートで着岸出来ない

といった問題が浮上してくるはずです。

 

また最悪の場合、

オーストラリア周辺まで迂回となってきます。

被害想定

この場合、運航に係るコスト(傭船料)上昇が発生し、

当初の2~3ヵ月は140億円程度の値上がりが予想されるそうです。

※笹川平和財団調べ

140630-1

 

事態発生から1年程度で、このコスト上昇の国民年間負担額は一人あたり230円程度に留まる様です。

ってことは最初の2~3ヵ月は国内の燃料価格も跳ね上がりそうだね。

こまおさん

 

空への影響

軍や自衛隊の滑走路は攻撃の対象となってきます。

また空港も同様にそのリスクは高まります。

国内線(特に九州沖縄離発着)の通常運行は不可能になると思われます。

延いては東アジアの国際線も大幅なルート変更や運航停止もあり得ます。

JAL | 東南アジア・南アジア JAL国際線で新しい空の旅へ。

JALのアジア国際線ルート

アジア諸国⇄日本だけに限らず、航空関連の被害は広がって行きそうだね。

米欧の格安ルートは韓国で乗り換えとかだったけど、それも無理っぽいしな~

こまおさん

 

陸への影響

ここでは国内の経済が台湾有事下でも問題なく回るのか?

そこに触れていきます。

 

結論ですが、

残念ながら影響は多大です。

 

貿易の側面から見ていくのですが、

日本の貿易相手国の上位3位はこちらです。

 

1位:中国

2位:アメリカ

3位:台湾

あちゃ~。詳しく知るのが怖くなってきたよ。

こまおさん

気持ちは分かりますが、しっかり見て行きましょう!

知る事で備えが出来ます。

対中国貿易

輸出は収入輸入は支出と分けて考えます。

輸出

機械類(44.3%)には半導体製造装置が最も多くの比重を占めています。

・主力の自動車は対中国で見るとさほど多くはありません。

22年度のGDPと比較すると、中国向け機械類の輸出による収入は全体の

およそ2.9%

これは金額で言うとおよそ10兆円。国家予算(一般会計)の10%に近い数字です。

さらに注意しておきたいのは輸入の方です。

輸入

・機械類(48.6%)のほとんどは通信機です。(スマホやパソコンなど)

・衣類(8.4%)

輸入の面で見ると、スマホやPCの値段が上がって行きそうだね。

後は衣類を含めた生活用品もジリジリ値上がりしていきそう。

こまおさん

対中国輸出における収入の減少も無視は出来ませんが、

直接的な悪影響は安いルートでスマホやPCが入って来ない事による

国内の物価上昇だと思われます。

対台湾貿易

こちらも同様に見ていくのですが、GDP比率で見た際の影響は限定的です。

輸出入ともに1%以下となっています。

GDP比率

・輸出:約0.9%

・輸入:約0.5%

万が一台湾との貿易が断絶した際の影響が少ない事には安心したよ!

こまおさん

 

マーケットの動き

ではここから本題に入って行きます!

勘の良い方は薄っすら分かってきた頃かと思いますが、

以下が想定される動きです。

マーケットの反応

・物価高

・円安

物価高の背景は上で述べた通り

エネルギーやその他輸入品の輸送が滞る事が原因となります。

一方の通貨安についてはどうなのか?

円安の理由

有事の円買いと言う言葉を聞かれた方も多く居るかと思います。

かつて円は「安全資産」としてその地位を確立していました。

しかし今回はそれとは真逆。

理由は何か?

そのヒントは昨年の動きを見ると明らかでした。

 

昨年2022年の8月2日、

米下院議長のナンシー・ペロシ氏が台湾を訪問しました。

そして、その時のドル円と円インデックスの動きがこちらです。

ドル円(反発)

円インデックス(円安)

この動き、マーケットは安全保障に絡む日本の立ち位置を【円売り】といった形で反応しました。

ってことは即円売りすれば良いんだね!

こまおさん

いいえ、そこには少し注意が必要です。

なぜなら今のマーケットはアルゴリズムが多く働いています。

台湾有事の一報が流れた初動は、その当事国である

「中国人民元」「台湾ドル」

この2つが急落し、

安全通貨とされる

「米ドル」「日本円」

この2つが急騰する可能性があります。

ロシアのウクライナ侵攻開始の時がそうでした。

ドル高

円高

その後1~2週間後くらいまでドル買い・円買いが続いたみたいだね!

円安の開始はその後か!

こまおさん

現段階ではそのシナリオで想定しておくと良いかと思います。

利益が上げられそうな相場

最後にここでは【物価高】と【円安】この2つの前提を元に

的を絞り、上昇相場と下落相場の一覧でお伝えします。

上昇相場

商品価格プラッツドバイ原油先物価格金価格・食料価格…小麦/砂糖/トウモロコシなど)

下落相場

債券価格(日本債)

円相場

上記がKOMAN目線で利益が期待できる相場として上げさせて頂きました。

ちょっと待って!これで終わりじゃ不親切だよ!

そもそも原油とか小麦とか取引した事ないんだから。。

こまおさん

本来であればここで終わろうと思っていましたが、

やはりそう言われましたか(笑)

では、ここからは「おまけ」でお伝えします。

※投資の判断はご自身で行ってください。

上記一覧の黄色いアンダーラインで示した銘柄にご注目下さい。

取引銘柄と取引所

※必読

ここからは自己責任の下、実際の取引に興味がある方へ向けてのご紹介になります。

推奨ではありません。自己責任の元自己判断で願いいたします。

債券取引は一般投資家には手が届きづらいのですが、

それ以外の銘柄は私達でも取引可能です。

取引可能な銘柄

・プラッツドバイ原油先物(エネルギー)

・金(貴金属)

・小麦、トウモロコシ、砂糖(ソフトコモディティ)

・円(FX)

 

エネルギー

ドバイ原油先物 ダブル・ブル ETN (コード:2038)

こちらはETN(上場投資証券)で取引可能です。

ダブル・ブルのETNですので、信用リスクが伴いますが、

お持ちの国内証券口座から取引可能です。

 

貴金属

NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信 (コード:1328)

金価格ETFになるので、コツコツ積み立てたい方向け。

円建て(円換算)されるので、円安に対してのリスクヘッジも可能。

金先物 ダブル・ブル (コード:2036)

こちらはリスクテイクが可能な方向けの銘柄です。

騰落率2倍のレバレッジが掛かっています。

ハイリスク・ハイリターン商品です。

純金信託 (コード:1540)

手堅く現物で投資したい方向け。

円建て+現物で受け取り可能。

 

ソフトコモディティ

WT 小麦上場投信 (コード:1695)

WT とうもろこし (1696)

 

全て取引したい方(KOMAN愛用FX口座)

最後に円建てではありませんが、

エネルギー、貴金属、ソフトコモディティ、暗号通貨、個別株、株価指数など

そのほとんどを取引できるのが

になります。

海外FXに抵抗がある方も多くいらっしゃるので、

KOMAはここ使ってるんだ~程度に知って頂ければ十分です(笑)

・24時間日本語サポート付き

・出金拒否された事なし

(コロナショックの際、日当たり出金制限額以上の出金にも対応して頂きました)

 

まとめ

という事で3シリーズに渡ってお伝えしてまいりました。

物価高と円安の2つに絞ってお伝えしましたが、

もちろんそれだけではありません。

個別の株であれば急騰しそうな物もありますし、その反対も然りです。

為替や株を取り引きされる方全体へ向けた情報発信という事で普遍的ではありますが、

少しでもお役に立てましたら幸いです。

ではまた次回お会いしましょう!KOMANでした!

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

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