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移民がインフレを緩和しソフトランディングを可能にする。

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

こんにちはKOMANです!

先週の中銀WEEKを無事に通過したところで

今回は来月以降に

米国内の物価と賃金低下

要するに

ソフトランディング

※場合によっては利下げ幅の増加が予想されます。

および引締めサイクル終了の可能性が高まるであろう情報をお伝えします。

振り返り

本題に入る前に、先ずは先週の振り返りをしましょう!

FRB

FRB

・金利据え置き

・年内追加の利上げ示唆

・24年は2度の利下げ(利下げペース鈍化)

発言とSEPの中身がタカ的に変化したよね!

こまおさん

そうですね。

でも覚えていますでしょうか?

私KOMANが以前の投稿でお伝えした、金利のピークで発する

今まさに予想通りの展開になりつつあります。

ここで1つ言えることは、

現状のFRBのタカ発言を信じてはいけません。

もちろんトレードにおいて、この要素を利用するのはOKですが

ファンダメンタル分析において、今後もドル高が続くと考えるのは危険です。

日銀

続いて日銀です。

日銀会合

・長短金利据え置き

・国内物価は穏やかに低下の見込み(表向きの発言)

・中小企業の値上げは今後も進む見込み(総裁の意見)

物価は低下で値上げは進む??矛盾してない??

こまおさん

よく気付きましたね‼

その通り。矛盾しています。

現在市場は日銀の

早期のマイナス金利解除のヒントを探っています。

日銀の発するコメントによると、

マイナス金利解除の条件としては

・基調的な物価上昇(目標2%)

・賃金上昇

この様に示しています。

賃金上昇率は実質で見ると-2.5%(9月発表時点)ではありますが、

日本の国内物価は目標の2%を大きく上回っています。

この時点で実質の賃金上昇が伴っておりませんので

やはりマイナス金利解除はまだ先か?

そう思われる方も居ると思います。

 

しかし現状はそうでもないのです。

理由は前回の投稿をお読み頂くとご理解頂けると思います。

更にここで感度よく汲み取らないといけない事は

日銀は以前とさほど変化の無い、大規模な緩和を継続している手前

タカ的な発言は出来ません。

そんな発言をしてしまっては「では、なぜ緩和を続けるのですか?」

そう聞かれて当然ですからね。

だから表向きでは「物価は穏やかに低下していく」と発言したんだね!

こまおさん

また記者からの質問に答える植田総裁自身の見解には矛盾がありました。

【矛盾】と言うと聞こえが悪くなってしまいますので、

ここではヒントと表現いたします。

値上げが進むって部分じゃない?

こまおさん

ご名答!

そうです。その部分になります。

簡潔にまとめると

この場では、

「物価は下がって行きそうだ」と言っておきます。

ただ、個人的には上がって行くと思います。

という事なのです。

じゃあ今後も日本の消費者物価を観察しておけば良いんだね!

こまおさん

その通りですね。

今後もKOMAN STREETで物価動向を観察して参りますのでご安心ください。

米インフレ緩和の兆し

それでは早速本題に入って行きましょう。

現在はサービス価格の高止まりにより

米消費者物価はコア指数で4.3%です。

無論コア指数ですので、変動の激しいエネルギーや食品価格は除外です。

サービス価格と言うと小難しくなりますので、

ここでは一括りに「賃金(お給料)」としておきます。

その賃金が高止まりする事で

コア指数の低下が起こりづらくなっていたのです。

 

しかし、ここへ来てバイデン政権の

「とある政策」

これによってコアインフレが低下する可能性が高まってきました。

ベネズエラ移民47万人が就労許可へ

今月9月20日に米国国土安全保障省より

この様なアナウンスがされました。

マヨルカス長官、ベネズエラの一時保護期間の延長を発表

1次ソースはこちら

これによると、7/31以前の入国者を対象に

所定の手続きを経て米国内での労働を許可するという物です。

既に承認された方を含め、およそ47万人が米国の労働市場に投入されることが決定しました。

 

なぜコアインフレが低下するのか?

この疑問を打ち消す答えはただ一つ。

人手不足が解消されるからです。

パンデミック後の急速な米経済回復により

労働市場は常に人手不足に陥ってきました。

当然ながら人手確保には高い賃金の提示が効果的です。

需要と供給 | NHK for School

人手不足+需要高

賃金(価格)の上昇を引き起こします。

つまり、人手不足の解消は

供給の増加=賃金(価格)の低下へ繋がってくるのです。

さらに詳しく分析すると、

より一層のコアインフレ低下の可能性が確認出来ました。

 

移民の増加と労働参加率

Peter G. Peterson財団によると

1970年代以降、継続して移民の増加が発生しています。

さらに不都合な真実ではありますが、

移民の労働参加率の方が格段に高いのです。

青:移民】【グレー:ネイティブ

上記の事からも、米労働市場は移民の動態で変化する事がご理解頂けたかと思います。

これだけでも十分コアインフレ低下の可能性を高めますが、

それだけではありません。

割安な給与水準

教育レベルごとの平均給与(週給ベース)で比較します。

最も比率の多い【高卒】にマーカーを引いてあります。

向かって左枠がネイティブで平均$826、移民では同水準の教育レベルでも$735です。

平均して$91も安いのです。

月間ベースでは平均して$364も安く労働力を獲得できる計算になります。

これは米政府と中央銀行にとっては予想外の展開となり得るでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

とても興味深いと感じませんでしたか?

実際のところ、この変化が指標に表れるには2カ月弱の時間を要しますが

年内にもこの変化は見て取れると思います。

 

年内に追加の利上げや、来年以降も高金利状態を続ける姿勢を見せるFRB。

その姿勢はこの変化を前に長くは続かない様に感じます。

 

では今回は以上です!

また次回お会いしましょう!

 

 

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【経歴】 貿易会社経営の1990年生まれ ・大手自動車メーカー出身の機械系エンジニア ・国内証券会社にて為替の営業経験あり 【学歴】・KAPLAN インターナショナル・カレッジ シドニー卒業 【所有資格】 ・日本証券アナリスト協会認定 プライベートバンカー ・証券一種外務員

Comment

  1. FourShipInvert より:

    ついこの間ゴールドマン・サックスが「半年後は 155円/ドル」と予想するなど、まだまだアメリカは強そうですがどうなりますかね~。アメリカの経済指標がホントかよってレベルで強いので、155円もあり得なくもなくて恐ろしいです^^

    • KOMAN より:

      こんにちは!GSの予想私も確認してきました!
      予想シナリオの前提としては
      FRBと日銀の示す経済と金融政策が見通し通りに進めば【1ドル155円】という事みたいですね。
      一つなった点がありまして、日銀の政策スタンス予想を【ハト派姿勢の継続】という一言のみなのが引っかかりました(≧▽≦)
      そのニュースが出た8月末時点では、まだゼロ金利解除についての話題も出ていませんでしたので
      現在の予想がどうなっているのか知りたいですよね‼

    • FourShipInvert より:

      うわーあのニュースはもう1カ月も前の話題でしたか!失礼しました。
      年を重ねると時間の流れが速い…「ついこの間」とか書いちゃってお恥ずかしい^^
      確かに状況は刻々と変わっていますね。ここまで高値圏になるとどうなるのか楽しみ?でもあります。

      • KOMAN より:

        気付いたら一カ月なんて直ぐに過ぎちゃいますよね!
        年齢に関係なく光陰矢の如しです(≧▽≦)
        昨日の岸田政権の経済対策もですが、この高値圏での新たな円安要素によってドル円相場はどうなってしまうのか?
        私も同じく楽しみです。

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